子どもを肥満にさせないために
近年、大人のメタボリックシンドロームが問題になっていますが、
これは大人だけの問題ではなくなってきています。
最近では子どもの肥満もとても問題となっています。
子どもの肥満は、小学校への入学後にはにはいじめに繋がりがちです。
成長して大人になっても肥満である可能性が高く、
生活習慣病へとつながりやすいのです。
子どもの肥満は親の食生活の管理ミスであるので、
親が責任を持って子どもと協力して改善していきましょう。
子どもの肥満解消のポイントですが、基本は大人と同じで
摂取カロリーを減らしていくことですが、
成長時期なので、極端な食事制限をしてはいけません。
今までの食生活で肥満に繋がってきた原因を排除していきます。
学童時期の子どもに理想的な1日の総摂取カロリーは2000kcalです。
これを1日の中でバランスよく摂取します。
これを意識して、まずはお菓子類を頻繁に食べているようであれば、
菓子類は徐々に減らしていきましょう。
そして、水分補給を炭酸飲料や、オレンジジュース、牛乳などで
取っていたならば、それをカロリーのない水やお茶に変えましょう。
牛乳は適度な量をとる事は大切ですが、1日に飲む量を決めておきます。
子どもの肥満は、お菓子やジュース類が原因の場合が多くなっています。
お菓子やジュース類を減らすだけでもかなりのカロリー制限になります。
そうして、食事の内容です。
脂分、糖分はカロリーが高いので、取りすぎはよくありません。
調理方法も、揚げたりといった油を多く使う調理法よりも、
煮る方が脂肪分はかなり抑えられます。
かといって、成長時期は適量の脂肪分は必要なので、極端な制限は止めましょう。
そして、毎回の摂取カロリー範囲内で、炭水化物、たんぱく質、
ミネラル類などバランスよくよります。
摂取カロリー内だからといって、ラーメンや、
チャーハンといった炭水化物ばかり取っていてはいけません。
全体のカロリーの6割程度にしましょう。
たんぱく質も肉、魚、卵などの動物性たんぱく質と
大豆などの植物性たんぱく質の両方を取るようにします。
血液を造るためにレバーや緑黄色野菜などのように鉄分を多く含むもの、
骨を作るために魚介類や乳製品などのカルシウムを多く含むものを
積極的に取ります。
海藻、きのこ類も食物繊維が豊富に含まれているので大事です。
これらのものを時間をかけてゆっくり噛んで食べましょう。
ゆっくり食べることで、満腹中枢が刺激されて、満腹感を得られるので、
食べすぎ防止に繋がります。
子どもの肥満は、親の協力なしには改善出来ません。
親がきちんと管理して、正しい食生活を見に付けさせましょう。