子供の嘔吐への対処
子どもの嘔吐は普段からそうそう頻繁にあることではないので、
親は慌ててしまうものです。
しかし、子どもが嘔吐をした場合には、しなければならないこと、
気をつけなければならないことが沢山あるので、焦らないように、頭に入れておくと良いでしょう。
子どもの嘔吐の原因は、アレルギーの場合も多くありますが
アレルギー物質を食べていなければ、食中毒や急性胃腸炎が考えられます。
嘔吐や下痢が激しい場合や、顔色が明らかに悪い場合、
ぐったりとしている場合、赤ちゃんなら明らかに機嫌が悪い場合は
すぐに病院に行ってみてもらいましょう。
まず嘔吐したら、口の中や口の周り、衣服を綺麗にしてあげましょう。
そうして、熱はないか、下痢はしていないか、
湿疹は出来ていないかなど嘔吐以外の他の症状がないかをみます。
嘔吐をした時、もっとも気をつけなければならないのが、
脱水症状にならないようにすることです。
その為、水分補給をさせるようにします。
イオン水などで水分ををこまめに補給して脱水症状を防ぎます。
下痢もしているようならば尚更脱水症状を起こしやすいので注意が必要です。
食事は無理に食べさせる必要はありません。
胃腸を休める必要があるので、食欲がないようであれば無理に食べさせず、
回復してきたらお粥などの消化の良いものを少しずつあげ始めましょう。
また、もう1点注意して欲しいのが、子どもが嘔吐した後の寝かせ方です。
子ども部屋で一人で寝かせていてはいけません。
嘔吐した後は、嘔吐を繰り返すケースが多いので、
寝ている状態で嘔吐をしてしまうと、
嘔吐物を喉に詰まらせて窒息してしまうという事故に繋がります。
その為、誰かの目の届く場所で、横にした体勢で寝かせます。
枕元には洗面器やタオルなど用意しておくと、
嘔吐を繰り返した時に、すぐに使えて便利です。
子どもの急な嘔吐に焦らないためにも、上記の基本的な点は頭に入れておきましょう。