妊娠

妊娠週数で16週目以降、月で言うと5ヶ月目に入ると妊娠中期となります。
胎盤が完成するこの頃になると流産の可能性が低くなり、安定期と言われる時期です。

この頃になると多くの人が胎動を感じられるようになり、
またお腹も膨らみ始めるので、妊娠をより実感できる頃かも知れません。

妊娠5ヶ月目のイベントと言うと「戌の日」と言うのがあります。
犬が一般的に安産であるのにちなんで、戌の日に腹帯をお腹にまくのです。
産婦人科やお寺で腹帯を購入できますし
この日に 何か家族で記念になることしておくのもよいですね。

妊娠中期の食生活で気をつけなければならないことは、
鉄欠乏性貧血にならないために、鉄分を多く含む食事を心がけると言うことです。

妊娠20週を過ぎると循環血液量が急激に増えるのですが、
鉄分がそれに追いつかず鉄欠乏性貧血を起こす可能性が高くなります。
妊娠中期に貧血の検査を行なうのはこのためです。

鉄欠乏性貧血がひどい場合は鉄剤などが病院で処方されますが、
なるべく普段の食事で補うようにしましょう。
レバーには鉄分を多く含みますが苦手な人は牛肉の赤身、
野菜類ではほうれん草やかぼちゃにも多く含まれますのでお勧めです。
大豆やイワシにも多く含まれていますので、意識して食べるようにしましょう。

また妊娠中期のこの頃にもう一つ心がけてもらいたい事が服装です。
安定期だからといって安心してヒールのある靴を履かないようにしましょう。
お腹も膨らみ始め、自分が思っている以上に体がうまく動かない事が多くなります。
ヒールの高い靴で足元がおぼつかなければ転倒し、流産の可能性も否定できません。

服装も締め付ける服装は止めましょう。
お腹が目立つことを極端に嫌う人もいますが、
妊娠していることは恥ずかしいことではありません。
ゆったりとした服装でおなかを圧迫するのは止めましょう。
最近はかわいいマタニティウエアも多いので、
おしゃれをしながら妊娠中期を楽しく過しましょう。