妊娠

妊娠の期間は、妊娠初期、妊娠中期、妊娠後期と呼ばれますが、
一般的に妊娠初期は妊娠0週から15週までのことを差して言います。

よく先生から「妊娠3ヶ月です」とか月で言われることもあります。
妊娠の週数は0週から数えるので、0週から3週が1ヶ月、4週から7週が2ヶ月、
8週から11週が3ヶ月、12週から15週が4ヶ月と数えられます。

意外と知られていないのが妊娠0週と言う概念です。
妊娠0週と言っても実際には妊娠しているわけではありません。
妊娠週数は最終月経の1日目から数えられるので、
月経周期が28日の人で、2週間後に排卵、そこで精子と受精できれば
3週目から受精卵が子宮に着床することが出来るので、
確実に妊娠したと言えるのはこの妊娠3週目からなのです。

厳密な意味での妊娠初期とは3週目からであり、
この時点では月経予定日の1週間前であり、
妊娠に気がつくことはほとんどありません。

妊娠を意識している人は早くに妊娠検査薬を使用したいでしょうが、
この時点で使用してもたとえ妊娠していても陽性反応は出ません。
検査薬で陽性反応が出るのは４週?７週目頃からでしょう。
母親の体つきに変化はありませんが、体の中では妊娠に備えて
様々なホルモンが出始めてきます。
生理が止まり、基礎体温も高温期が続き、早い人だとつわりが始まります。

多くの人が妊娠８週から１１週で気がつくようです。
よくテレビドラマでも「妊娠３ヶ月です」と３ヶ月が使われるのは、
この頃に産婦人科を訪れる人が多いからでしょう。
この頃はつわりが始まり、これで妊娠に気がつく人も多いようです。
子宮が膨らみ始めて下腹部が膨らんできたり、トイレに行く回数が極端に増えます。

つわりの出方は個人差が大きく、まったくない人もいれば、
歯磨きすら出来ない人もいるのです。
妊娠中は体重が増加しやすいですが、
この妊娠初期のつわりにより、体重が減少してしまう人も多くいるのです。

つわりは妊娠したことによるホルモン変化で生じるものなので、心配はいりません。
辛いでしょうが、妊娠初期には仕方ない、数ヶ月すれば治ると思って頑張って乗り切りましょう。