母乳のためのバストマッサージ
母乳育児を目指しているならば、妊娠時そして出産した後にも
母乳マッサージをすることが大事です。
マタニティスクールやマタニティ関連の雑誌にも
母乳マッサージが掲載されているほど効果のあるものなのです。
妊娠時に行う母乳マッサージと出産後に行う
母乳マッサージは目的がすこし違ってきます。
まず、妊娠時に行う母乳マッサージに関してです。
行う時期は妊娠20週を越えてからです。
これは流産の危険性がなくなる時期のためです。
一番の注意点は母乳マッサージを行なっている最中にお腹が張ったら
すぐにマッサージを中止するということです。
妊娠時のマッサージの目的は、赤ちゃんがおっぱいを
飲みやすいような乳首にすることや、
乳腺を刺激して母乳の作成を促進させる準備をすることです。
赤ちゃんにとって吸いにくい乳首だとやはり母乳がなかなか
飲めないということになります。
その為乳首のマッサージをすることで、乳頭が柔らかくなり
よく伸びる乳首となり赤ちゃんが飲みやすい乳首となります。
出産後に行なう母乳マッサージは今度は母乳の出をよくするために行なうものです。
通常、出産を終え子宮から胎盤が出ると、母乳が作られるホルモンが分泌され
母乳が作られるようになります。
そこに赤ちゃんの口に含まれると胸が反応し、ますます母乳は作られていきます。
しかし、乳首が硬くて赤ちゃんが上手にすえなかったり、
乳管がつまっていたり、ママの疲れから母乳が作られにくい場合もあります。
母乳が出にくいからといって母乳をあげることを止めると、
体は母乳が必要ないと認識して、ますます母乳は作られなくなってくるのです。
母乳が作られるメカニズムはとてもデリケートと言えるでしょう。
母乳マッサージも大事ですが、産後は、睡眠中に分泌される
ホルモンによって母乳の生成が促進されるので、睡眠をよく取ることが大事です。
母乳マッサージは赤ちゃんが飲みやすいような乳首を作ること、
母乳が出やすい体を作るために行なうものです。
母乳マッサージを行ない、根気よく赤ちゃんにおっぱいを吸わせることで、
完母を目指すことも出来ます。