産後の生理再開
産後の生理の再開は非常に個人差が大きく、
早い人で出産後1ヵ月後から始まる人もいますし、まる1年間再開しない人もいます。
母乳をあげているか、いないかで産後の生理の再開時期には差が出ますが、
母乳をあげていない人においては、産後半年で生理が再開している人が多いようです。
しかし、とても個人差が大きいので生理が来ないからといって特に心配する必要はありません。
出産後1ヶ月近くは悪露といわれる出血が続きます。
生理のような出血ですが、産後数日間は生理よりもその出血量は多いでしょう。
産後の生理以外の出血が見られる場合もありますが、
妊娠・出産でホルモンバランスが大きく変化することによるものなので心配はありません。
産後の出血は誰しもが経験するものなので心配ありませんが、
悪露でも生理でもなさそうで、心配になるようならば、
他の病気のことも考慮して医師に相談しましょう。
産後の生理の再開は個人差がとても大きいといいましたが、それは何故でしょう。
大きな要因としては母乳をあげている場合は、
母乳の出がよくなるホルモンが活発化する反面、その影響で生理になりにくいのです。
逆に授乳期間中に生理が再開してしまうと、母乳の出が悪くなるのです。
母乳をあげているならば、産後の生理が1年くらいこなくても特に問題はないでしょう。
他の要因としては、体の回復状況も大きく関係します。
妊娠時でなくとも体調が著しく悪くなると生理が来なくなることもあります。
ママの体の回復が遅いと生理再開も遅いですし、たとえ生理が再開したとしても、
出血の量や生理期間が一定にならずに、生理不順となる事もあります。
また注意して欲しいのが、産後ある程度の期間は無排卵ではありますが、
だからといって避妊を行わず性行為を行うと妊娠する可能性もあるので気をつけましょう。
基礎体温を測定して、自分の生理周期を確認しておくのが良いでしょう。
産後の生理再開は個人差が大きいということを頭に入れておきましょう。